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社会貢献活動ニュース
2024年2月5日
P.UNITEDとの合同イベントを愛知県碧南市にて実施
 令和6年1月26日から27日にかけ、公益社団法人日本モーターボート選手会の所有する訓練施設兼地域住民の交流の場である「勤労青少年水上スポーツセンター」において、P.UNITED(パラスポーツ9競技団体による協同プロジェクト)との合同イベントである「Athlete CAMP 2024」が実施されました。
 日本モーターボート選手会は平成29年よりパラスポーツ団体への支援を開始し、令和5年8月にP.UNITEDとのパートナーシップを締結しました。今回はパートナーシップ締結後初の合同イベントであり、合同研修の実施や情報交換によるアスリート強化と、地域住民に対するボートレースならびにパラスポーツの普及が目的です。イベントには選手会代表理事である瓜生正義選手(福岡・登録第3783号)ほか10名のボートレーサーと、東京パラリンピック日本代表の今井航一選手、加治良美選手(パラカヌー)、稲葉将選手(パラ馬術)を含む7競技12名のパラアスリートが参加しました。
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 初日は地元の小学5年生約70名を招待し、まずは歓迎の意味を込めて愛知支部所属のボートレーサーがウェルカムレースを実施。初めて見るボートレースの迫力とスピードに児童は大興奮で、惜しくも6着になってしまったボートにも最後まで「頑張れ!」と声援を送っていました。ゴール後にボートレーサーが舟の上から手を振ると、みんな笑顔で大きく振り返していました。
 その後は班に分かれて、パラアスリートの指導のもとカヌー、フェンシング、カーリング、射撃、パワーリフティングの5種目のパラスポーツを体験。ほとんどの児童が初めてながらも果敢にチャレンジをし、中には「才能がある」と褒められる児童もいました。
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 ウェルカムレースに参加していたボートレーサーも合流してパラスポーツに挑戦したものの、プロのアスリートであるボートレーサーでさえ、鍛える場所や必要なテクニックの違いに大苦戦。会場のいたる所で笑いが起きるとともに、パラアスリートの努力や工夫を知ることができた時間となりました。
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 2日目はパラアスリートにボートレースをよく知ってもらうため、モーターボートやプロペラの解説のあとにボートレースを体験してもらいました。
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 まずは、転覆したボートレーサーを引き揚げる際に使用するレスキュー艇に乗り、普段は見ることが出来ないターンマーク付近でボートレースを見学。パラアスリートからは、「水しぶきが凄い」、「ターンするときの姿勢がかっこいい」といった声が上がりました。
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 今回は特別に、前列にパラアスリートが座り、後列でボートレーサーが操縦するペアボートも実施。ボートレーサーの視界や風を実際に感じられ、パラアスリートには「とても楽しかった。こんな経験したことがない」と大変喜ばれました。
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 参加したパラアスリートの中には足の不自由な方もいましたが、ボートレーサーは協力し合いながら慎重にパラアスリートを支えて移動の補助を行い、ボートに乗せていました。
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 合同研修ではそれぞれ講師を招き、「脳科学について」、「SNSについて」、「共生社会について」という3種の講話をしていただきました。どの講話も参加アスリートにとっては興味深く、終了後に率先して講師に質問に行く姿も見られました。
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©P.UNITED/c3.photography
 全てのカリキュラムの終了後、選手会愛知支部支部長の後藤陽介選手(登録第4062号)による挨拶があり、本イベントは無事閉会となりました。
 2日間でお互いを知り、良い刺激を貰い合えたボートレーサーとパラアスリート達の、今後の活躍にご期待ください。