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社会貢献活動ニュース
2013年5月10日
被災地におけるボランティア活動報告(4月26日)
example1 4月26日、石巻市狐崎浜において8名(選手5名、職員3名)によりボランティア活動を行いました。
 今回は牡蠣の養殖に用いる「原盤」を作る作業を行うことになりました。
 「原盤」とは、穴を開けた帆立の貝殻を約70枚針金に通したもので、これを海に沈めると、牡蠣の幼生が帆立の貝殻に付着し、約2年かけて私たちが店先で見かけるような牡蠣へと生育します。
 作業開始直後、雨が降り始め、レインコートを着用しての作業を行いましたが、次第に天候が荒れ、雷を伴う強い雨となり、漁師の方の判断により作業を中断しました。
 漁師の方々に作業方法を教わりながら黙々と作業に取り組み、休憩時間には現地の方から参加選手へボートレースに関する質問があり、現地の皆さんとの交流を図りながら作業に取り組みました。
example1 作業中断後は漁師の方から、震災当時の様子や被災状況、現在取組んでいる養殖や定置網漁の状況について教えて頂きました。津波により流されてしまった牡蠣の処理場は、今年の1月に完成し、同浜の念願であった牡蠣の出荷を出来るようになりました。今年の出荷状況は例年に比べ1割程度であると聞き、被害の甚大さを痛感すると共に、日々復興に向け努力する姿に選手たちは勇気をもらいました。
example1 また、漁師の方から選手へ、乗艇姿勢やプロペラ・エンジンについて質問があり、選手たちは実際にターン時の姿勢をとって乗艇姿勢の説明をし、手近なものでプロペラの翼厚や強度、修正方法について説明しました。
 参加選手達からも漁師の方へ「漁師という職業について」「牡蠣の養殖方法について」「出荷の状況について」等、多くの質問をしました。
 参加選手たちは「今回はほとんど作業を出来なかった。必ずまた来て、作業をしたい」とそれぞれ口にしました。