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社会貢献活動ニュース
2019年11月1日
被災地におけるボランティア活動報告
(令和元年10月30・31日)
 10月30・31日の2日間、日本モーターボート選手会群馬支部所属のボートレーサー15名、一般財団法人日本モーターボート競走会桐生支部職員2名、公益社団法人日本モーターボート選手会事務局8名、のべ33名が「令和元年台風第19号」により被害を受けた栃木県鹿沼市下粕尾および上永野においてボランティア活動を行いました。
 本会は前週24日に同市でボランティア活動を行いましたが、翌25日には再び大雨に見舞われたことで、新たに10地区に土砂災害警戒区域として避難勧告が出るなど、市民にとっては安心のできない毎日が続いていました。
 30日と31日の両日ともに、しばらく続いた悪天候も落ち着いた秋晴れの中、選手会一同は民家に流れ込んだ土砂を掻き出す作業につきました。今回作業をした民家は山の斜面に面しており、家の裏手には大量の瓦礫や土砂が溜まっていました。しかし住民だけではとても対処しきれる量ではないにも関わらず、道が狭く重機が入り込めないことから対応が遅れていたため、台風から10日以上経過していてもほとんど未着手の状態のままでした。被災地においてはこうした行政の手の回りきらない場所が数多く存在し、1人でも多くの人手が求められています。
 活動日は天候には恵まれたものの、連日の雨で約30cmまで堆積した土砂はぬかるんで歩くことすら困難なうえ、水分を大量に含んでヘドロ化しているために重く、非常に骨の折れる作業となりました。しかし被災住民のために選手たちが一致団結して取り組んだことで、作業開始時には困難と思われた大量の土砂は全て掻き出され、更なる被害が出ないよう土のう袋で住宅周辺を補強することもできました。選手たちが声を掛け合い協力する姿や無心になって活動に臨む姿を見た住民たちからは、涙ながらに感謝の言葉をいただきました。
 作業後、今回のボランティア活動を計画し、自身も2日間参加した日本モーターボート選手会群馬支部・本橋支部長は「先日の台風は全国で猛威を振るい、各地に痛ましい被害を残しました。こうした天災は近年、毎年どこかで起こっており、もはやどこに住む誰にとっても他人事ではないと感じています。実際に群馬支部の選手で被災した者もいました。本当はもっと早く駆け付けたかったのですが、今回の活動が少しでも被災された方の役に立てたなら嬉しいです。今後もどこかで人の力が求められているならば、支部を挙げてお手伝いに行きたいと思っています」と述べていました。
30日の様子(下粕尾)
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31日の様子(上永野)
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