令和6年11月13日、宮城県石巻市狐崎浜にて、モーターボート選手会による復興支援ボランティア活動が実施され、選手8名と職員3名の計11名が参加しました。当日は約5時間にわたり、牡蠣養殖用の原盤作製作業に取り組みました。
モーターボート選手会は、東日本大震災発生後の2012年より狐崎浜でのボランティア活動を継続しており、今回で通算74回目の実施となります。新型コロナウイルスの影響により約5年ぶりの開催となりましたが、震災から10年以上が経過し、地域の復興も一定の区切りを迎えたことから、本活動は今回をもって終了することが決定されました。
これまでに狐崎浜での活動には延べ700名以上が参加しており、この取り組みをきっかけとして、各地での災害復興ボランティア活動へと広がり、2012年以降の参加者は延べ約1,400名にのぼります。
今回の活動に参加した本会・寺田理事は次のようにコメントしました。
「復興が進んだことは嬉しい反面、石巻での活動が終了することは寂しく感じます。モーターボート選手会は国内のスポーツ団体の中で、最も社会貢献活動に尽力している団体であると確信しており、選手自身が被災地に赴き、支援活動を続けている団体として誇らしく思います。微力ではありますが、私も可能な限り支援活動を続けていきます。また、このような活動が後輩のボートレーサーたちにも引き継がれていくことを願っています」
活動の締めくくりとして、活動初期から本会と関わりのある狐崎漁港の牡蠣漁師・阿部氏より感謝の言葉が贈られ、本会から記念品の贈呈が行われました。これをもって、長年続いた狐崎浜でのボランティア活動は幕を閉じました。