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社会貢献活動ニュース
2025年4月3日
「2025パラカヌー日本代表選考会」ボランティア活動
 3月28日と29日の2日間にわたり、香川県坂出市の府中湖カヌー競技場において「2025パラカヌー日本代表選手選考会」が開催されました。香川支部所属のボートレーサー12名および職員3名がボランティアスタッフとして参加しました。
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 練習日である28日は、気温が約20度で寒さは感じられなかったものの、時折強風が吹く中で実施されました。翌日の本番に向けた調整を行うパラアスリートたちには緊張感が漂っていましたが、ボートレーサーとの交流を通じて笑顔が見られる場面もありました。また、本番レースが行われた29日は前日より低温で肌寒い状況でしたが、風はなく天候に恵まれ、ベストコンディションに近い状態となりました。パラアスリートたちは前日とは異なる緊張感を示していましたが、レースに臨む際には高い集中力を発揮しました。一方、ボートレーサーはサポート業務に専念し、静かに見守る姿勢を維持していました。
 開催地である府中湖カヌー競技場では、競技艇置き場からピットまでの間に約20度の急勾配が存在し、車いすで移動するパラアスリートにとっては大きな負担となっています。ボートレーサーたちは、この急勾配の下り坂においてパラアスリートがバランスを崩さないよう慎重にサポートし、上り坂では一気に上り切れるよう全力で押し、パラアスリートの安全かつ円滑な移動に全力で支援しました。また、競技艇の積み下ろしや運搬、乗艇の補助および検艇作業(競技艇の測定および計量)の補助も行っています。レース終了後には、アスリート同士で競技に関する情報交換や日常生活についての会話が行われており、親しく談笑する姿が見受けられました。
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 活動に参加した選手からは「同じ水上で戦うアスリートという共通点もあり、親近感が湧きました。車いすや義足で急な坂道を移動するのは困難だと思うので、少しでも力になれてよかったです。また、パラアスリートの方々のひたむきな姿に、こちらが勇気をもらいました。今回の貴重な経験で感じたことを胸に、これからのレースにも全力で臨みたいと思います」といった声が聞かれました。
 我々モーターボート選手会は、パラアスリートとボートレーサーが協力関係を築くために、今後もボランティア活動や合同イベントを通じて関係を深めていきます。
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