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社会貢献活動
被災地に対する復興支援活動について
 東日本大震災発生から1年後、当会はボートレーサーによる復興支援活動の方法を検討し、支援金の寄付や街頭募金活動に加えて、現地でのボランティア活動を開始いたしました。2012年8月から2025年4月にかけて、50カ所以上の被災地において、活動日数累計133日間で延べ1,400名以上のボートレーサーがボランティア活動を実施いたしました。
時期 災害名 活動場所 延べ人数 活動日数
2012~2024年 東日本大震災 宮城県石巻市 700名 74日
2014年度 広島市土砂災害 広島市安佐北区 48名 2日
2015年度 平成27年台風第18号 茨城県常総市 15名 1日
2016年度 平成28年熊本地震 熊本県上益城郡、阿蘇郡 138名 7日
2016年 平成28年台風第10号 岩手県下閉伊郡 15名 1日
2017年度 平成29年九州北部豪雨 福岡県朝倉市 61名 4日
2018年度 平成30年大阪府北部地震 大阪府摂津市、茨木市 11名 1日
2018年度 平成30年7月豪雨 岡山県倉敷市、広島県安芸郡 213名 21日
2019年度 令和元年8月豪雨 佐賀県武雄市 47名 2日
2019年度 令和元年東日本台風 栃木県鹿沼市 84名 5日
2020年度 令和2年7月豪雨 熊本県球磨郡 2名 1日
2023年度 令和5年北九州大雨災害 福岡県久留米市 27名 1日
2024年度 令和6年能登半島地震 石川県珠洲市 35名 13日
合計 1,414名 133日
1.モーターボート選手会が、被災地へ赴いて実際に行っているボランティア
地震に対するボランティア活動
  1. 地盤の隆起で崩壊した道路の復旧作業
  2. 道路を塞いでいる瓦礫の撤去作業
  3. 家屋等に押しつぶされた自家用車などの搬出作業
  4. 押しつぶされた家屋から金品、仕事道具、思い出の品等の搬出作業
  5. 地震の影響で開閉ができないシャッターやドアの修理
  6. 倒壊しそうな壁などの撤去作業
  7. 倒壊した壁等のコンクリートを粉砕して撤去する作業
  8. 屋根瓦を撤去し雨漏り防止のためにブルーシートで補強する修繕作業
水害に対するボランティア活動
  1. 床下に堆積した汚泥の除去作業
  2. 道路や公共施設、民家などに流入した大量の土砂や大きな瓦礫の撤去作業
  3. 自家用車の搬出作業
  4. 次の水害に備えての土のう作成と土のう設置
 水害を受けた建物をそのまま放置すると、カビなどの発生により居住不可能になります。そのため、バールなどの工具を使用して壁や床を剥がし、断熱材を除去する必要があります。構造部分のみを残し、消毒および換気を行い、3~6か月間乾燥させることで、その構造部分を再利用することが可能です。この工程は、専門業者に依頼すると、費用として300~500万円かかるとされています。
2.ボランティア活動等について
①東日本大震災(平成24年~令和6年)
 平成24年7月以降、宮城県石巻市狐崎浜での牡蠣の養殖にかかる手伝いや、被災地の小中学生を対象とした野球、サッカーチームを、常設訓練所のある愛知県碧南市へ招待し、愛知県の青少年とのスポーツ交流を支援するなどの様々な復興支援活動を継続的に行いました。
 そのうち狐崎浜での活動は、帆立の貝殻に穴を開け、そこに針金を通す作業のほか、牡蠣に付着し成育の妨げとなるムール貝等の除去など、牡蠣の幼生が成育するまでの2年間のサイクルで様々な作業を行いました。
 狐崎浜での活動は通算74回実施し、計704名の選手・職員が活動に参加しました。
活動報告
②平成26年広島市土砂災害
 平成26年8月20日に広島市内にて発生した豪雨により広島市北部の安佐北区や安佐南区を中心に大規模な土砂災害が生じました。
 これを受け、本会では9月16日、広島支部は9月5日、広島市安佐北区において災害復興支援ボランティア活動を実施しました。
 土砂に埋もれ、重機が入ることの出来ない民家の玄関先や自家用車周辺の土砂を搬出する作業を行いました。両日合わせて48名の選手・職員が参加しました。
活動報告
③平成27年9月関東・東北豪雨
 平成27年9月9日から11日にかけて、台風18号によりもたらされた豪雨の影響で、北関東・東北地方において大規模な水害が発生しました。これを受け、栃木県鹿沼市および茨城県常総市において活動を行いました。
 作業は、決壊した鬼怒川付近にある家屋や倉庫内の土砂および漂流物の排出、並びに酒蔵での酒瓶等に付着した泥の除去、集会所での床下に堆積した汚泥の除去作業を行いました。
 活動は4回実施され、計36名の選手・職員が参加しました。
活動報告
④平成28年熊本地震
 平成28年4月14日に熊本県熊本地方、同日以降も熊本県および大分県にて相次いで大規模地震が発生しました。
これを受け、熊本県益城町及び阿蘇郡南阿蘇地獄温泉にて活動を行いました。
活動内容は、益城町においては、倒壊した家屋から瓦を取り除き、屋内に残された家財の搬出作業、雨漏り防止の為ブルーシートを被せる作業のほかシイタケ栽培場における原木を井桁積みする作業、倒壊した地蔵堂において仏像や宝具を搬出する作業などを幅広く行い、南阿蘇地獄温泉においては、旅館に堆積した汚泥の撤去作業、氾濫した河川の復旧作業を行いました。
活動は7回実施され、計83名の選手・職員が参加しました。
活動報告
⑤平成29年7月九州北部豪雨
 平成29年7月5日から6日にかけて、福岡県と大分県を中心とした九州北部において記録的な豪雨が発生し、河川の氾濫や土砂崩れ等大きな被害をもたらした。
 これを受け、福岡県朝倉市において活動を行いました。
 作業内容は、倒壊した家屋の瓦の取り外しや、家屋や梨園に流れ込んだ土砂を撤去する作業を幅広く行いました。
 活動は4回実施され、計61名の選手・職員が参加しました。
活動報告
⑥大阪府北部地震(平成30年)
 大阪府北部地震は、6月18日早朝、大阪府北部を震源とし最大震度6弱とする地震が発生し、大阪府を中心に各地に大きな被害をもたらました。
 これを受け、大阪府摂津市および茨木市において活動を行いました。
 作業内容は、倒壊の恐れがある民家のブロック塀を電動のこぎりを使用して取崩し、鉄ハンマーで細かく砕きトラックの荷台に詰めて搬出する作業や、民家の屋根瓦を撤去し、漏水防止のためにブルーシートを掛ける作業を行いました。
 活動は6月27日に実施し、計11名の選手・職員が参加しました。
活動報告
⑦平成30年7月豪雨
 平成30年7月豪雨は、7月5・6日にかけて、日本列島に停滞していた梅雨前線にかかって台風7号がもたらした湿暖気流が流れ込み、梅雨前線を刺激したことにより広範囲にわたって記録的な豪雨となり、西日本を中心に河川の氾濫や土砂災害、浸水害が発生しました。
 これを受け、特に被害が大きかった岡山県倉敷市真備町において活動を行いました。
 作業内容は家屋内の土砂や断熱材を撤去する作業、浸水した家屋の床や壁をバールを使い剥ぎ取る作業等を行いました。
 活動は7回実施され、計109名の選手・職員が参加しました。
 また、広島支部・山口支部の選手述べ115名は広島県安芸郡坂町を拠点とし、自主的にボランティア活動を実施しました。
活動報告
⑧令和元年8月豪雨
 令和元年8月27日から、前線の活発な活動により九州の広範囲に強い雨域がかかり、長崎県、佐賀県、福岡県を中心に記録的な豪雨となり、河川の氾濫や土砂災害、浸水害が発生しました。
 これを受け、佐賀県武雄市において活動を行いました。
 作業内容は家屋内の土砂や断熱材を撤去する作業、浸水した家屋の床や壁をバールを使い剥ぎ取る作業等を行いました。
 活動は2回実施され、計47名の選手・職員が参加しました。
活動報告
⑨令和元年台風19号
 栃木県鹿沼市において令和元年10月12日午前に台風19号の影響による大雨警報(浸水害、土砂災害)が発表され,次いで午後から洪水警報,暴風警報,土砂災害警戒情報等が発表された。また,19時50分に大雨特別警報(土砂災害・浸水害)が県内14市町に対して発表され、甚大な被害が発生しました。
 これを受け、栃木県鹿沼市において家屋内の土砂を撤去する作業を行いました。
 活動は5回実施され、計84名の選手・職員が参加しました。
活動報告
⑩令和2年7月豪雨
 令和2年7月3日から31日にかけて本州に停滞していた梅雨前線が、九州を中心に多数の線状降水帯を発生させたことにより日本各地で起こった集中豪雨で、東北地方、中部地方、九州地方の各地では統計史上最大の雨量を記録しました。
これを受け、熊本県球磨村において活動を行いました。
作業内容は、道路や公共施設、民家等に流入した大量の土砂や大きな瓦礫を撤去する作業を行いました。
 活動は2回実施され、計2名の職員が参加しました。
活動報告
⑪令和5年7月大雨災害
 福岡県久留米市では令和5年7月9日から長時間の豪雨となり、土砂崩れにより山を背後にした住宅が土石流に飲み込まれ、河川の氾濫による浸水被害が市全域に及びました。  これを受け、福岡県久留米市田主丸町において活動を行いました。
 作業内容は、農園での瓦礫や土砂の撤去する作業を行いました。
 活動は1回実施され、計27名の選手・職員が参加しました。
活動報告
⑫令和6年能登半島地震
 令和6年1月1日、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6(暫定値)、最大震度7の地震が発生しました。
 これを受け石川県珠洲市において活動を行いました。
 作業内容としては、炊き出しの提供、防寒具の配布、道路の修繕、倒壊した建物からの物品の回収、瓦礫や土砂の撤去する作業を行いました。
 活動は13回実施され、計35名の選手・職員が参加しました。
活動報告